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リフォームで収納力をアップ~玄関・キッチン・リビングなどの収納お悩み解決~

  • リフォームコラム

リフォームで収納力をアップ~玄関・キッチン・リビングなどの収納お悩み解決~


収納が足りない、家の中が片付かないといったお悩みはありませんか?

物が溢れていると感じていても、実は収納の「量」だけでなく、「質」や「配置」に問題があるケースが多く見られます。

リフォームに合わせて、ライフスタイルに合った適切な収納力の改善を行うことで、住まいの快適性は劇的に向上します。

こちらの記事では収納の具体的な悩みを整理し、場所別に効果的なリフォーム術を詳しくご紹介します。

ぜひ参考にされてください。


収納の悩みを整理する

収納リフォームを成功させる最初のステップは、今抱えている収納に関する悩みを具体的に把握し、整理することです。

「物が多い」という抽象的な認識だけでは、最適なリフォームプランは見えてきません。

まずはどこに、どのような物が、どれだけあって、なぜ片付かないのかを明確にしましょう。

リフォームは物をただ隠すのではなく、快適な生活動線を作り出すための手段です。

収納の数・場所の悩み

収納の数・場所の悩み

戸建ての収納に関する悩みは、大きく分けて二種類あります。

一つは「収納の絶対量が足りない」という物理的な問題、もう一つは「収納場所と使用場所が離れている」という動線や使い勝手の問題です。

例えば、衣類は寝室のクローゼットにしまっているものの、毎日着替えるのは洗面所やリビングであり、結果として部屋に出しっぱなしになっているといったケースです。

また、食品ストックや日用品の在庫が把握できず、二重買いをしてしまうというのも、収納の場所や整理の仕方に問題がある証拠です。

具体的に悩みを書き出す際には、以下の視点で考えてみてください。

 ●不満点: どこが散らかりやすいか、何を取り出すのにストレスを感じるか
 ●物の量: 季節外の布団や家電、趣味の道具など、現在どこに仮置きされているか
 ●使用頻度: 毎日使うもの、週に数回使うもの、年に数回しか使わないもの


これらの情報を整理することが、後のリフォーム計画における、適切な収納量と配置を決めるための土台となります。

収納タイプを知る

収納タイプを知る

収納には、物の特性や使い方に応じていくつかのタイプがあります。

これらのタイプを意識することで、リフォームで造り付ける収納の形状や設置場所を最適化できます。

単に棚を設けるのではなく、物の種類に合わせた最適な収納の形を選ぶことが大切です。

ストックするもの

ストックするもの

日常的な利用頻度は低いものの一定量保管しておく必要がある物は、生活動線上になくても問題ないため、階段下や屋根裏・床下・パントリーといったデッドスペースや、居住空間から少し離れた場所に設けるリフォームが適しています。

具体的には、非常食・日用品の予備・季節のイベント用品・年に一度しか使わない家電・思い出の品などが該当します。

このタイプの収納は棚は可動棚にして、異なるサイズの箱や物を効率よく収められるように工夫することが望ましいです。

よく使用するもの

よく使用するもの

使用頻度が高く、「使う場所に、使う物が、すぐ手に取れる状態」で収まっていると都合が良い物は、ゴールデンゾーン(腰から目の高さ)を最大限に活用し、引き出し収納やオープンな棚を採用することが効果的です。

キッチンであれば調理器具や食器、洗面所であればタオルや洗剤、玄関であれば靴や外着などがこれにあたります。

特に、引き出しは奥の物まで一目で確認できるため、キッチン周りの細々としたものの収納に適しています。

隠したいもの

隠したいもの

生活感が出やすい物見栄えを整えたい空間に置くものは、壁面一体型収納や、既存の壁と同じ仕上げ材で扉を造作する造作収納が適しています。

リビングやダイニングなど、来客の目に触れることが多い場所で採用されます。

扉を閉めてしまえば、大容量の収納があってもスッキリとした印象を保つことができます。

扉を開けたときの内側には、使うモノ型やストック型の収納を組み合わせて、機能性を高めることが可能です。

場所別で見る収納リフォーム

玄関のリフォーム

玄関は家族全員が毎日使う場所であり、家の顔とも言える場所です。

靴以外にも傘やコート・宅配便の受け取り用品・子どもの外遊び道具など、雑多なものが集まりがちです。

リフォームでこれらの物を外に出しっぱなしにしない仕組みを作りましょう。

シューズボックス

シューズボックス

一般的な既製品のシューズボックスを、天井近くまで高さのある大容量のタイプにリフォームすることで、収納量を大きく増やせます。

家族の人数や靴の量に合わせて、奥行きや幅を計画することが重要です。

また、扉の一部を姿見付きにすることで、空間を広く見せる効果や、外出前の身だしなみチェックの利便性も高まります。

土間に自転車を収納

土間に自転車を収納

趣味の自転車やアウトドア用品を室内に持ち込めるよう、玄関の一部を広く土間として残し、土間収納(シューズクローク)としてリフォームするプランが近年人気です。

特に、引き戸の採用や、外と中からアクセスしやすいウォークスルー型の土間収納にリフォームすることで、重い荷物や汚れた物の出し入れが非常に楽になります。

リビング・居室のリフォーム

リビングや居室は家族の共有スペースであり、最も生活感が出やすい場所です。

リフォームによって、機能的な収納と洗練されたインテリアを両立させましょう。

壁面一体型収納



壁全体を使い、テレビボードや飾り棚と一体化した壁面収納を設置するのも良いでしょう。

床から天井までを最大限に活用し、見た目にも美しい統一感のある空間を作り出せます。

扉を設けることで、生活感の出やすい書類やおもちゃ、ゲーム機などをまとめて隠す収納が実現できます。

ニッチの採用

ニッチの採用

壁の厚みを利用して作るニッチ(飾り棚)は、奥行きは浅いものの本や小物、リモコンなどを置くのに便利な収納スペースです。

構造上抜けない柱や壁を避け、リフォームの際に適切な場所に設置することで、壁を凹ませたデザインが空間のアクセントにもなります。

ニッチに間接照明を仕込むことで、インテリア性を高める工夫もできます。

キッチンのリフォーム

キッチンは調理器具や食器、食材など、細々としたものが最も多い場所です。

ただ収納するだけでなく、調理中に取り出し易い工夫が必要です。

開き戸を引き出しにリフォーム

開き戸を引き出しにリフォーム

従来の開き戸タイプのキッチンキャビネットは、奥の物が取り出しにくく、デッドスペースができやすい欠点があります。

これを引き出し式収納にリフォームすることで、キャビネットの空間を立体的に、かつ効率よく活用できます。

奥まで引き出せるため物の把握がしやすくなり、調理効率も向上します。特に、重い鍋や調味料などを収納するのに適しています。

パントリー(食品庫)の設置

パントリー(食品庫)の設置

キッチン近くにパントリー(食品庫)を設けるリフォームは、まとめ買いをするご家庭や、非常食のストックが多いご家庭に特におすすめです。

既存のクローゼットや使われていない納戸をリフォームしてパントリーにしたり、キッチンの壁を減らして独立したパントリースペースを新設することが可能です。

カウンター収納を並列させる

カウンター収納を並列させる

キッチンの背面や横に、カウンタータイプの収納を並列させるリフォームも有効です。

下部は引き出しや開き戸の収納スペース、上部は作業スペースや家電の置き場として活用できます。

カウンターの高さや奥行きを、キッチン本体と合わせることで、統一感のある美しいキッチン空間を作り出せます。

洗面所・脱衣所のリフォーム

洗面所・脱衣所はタオル、着替え、洗剤、化粧品、ドライヤーなど、日々の生活に欠かせないものが集中する場所です。

湿気が多い場所でもありますので、リフォームでは通気性と使いやすさの両立が求められます。

稼働棚の設置

稼働棚の設置

洗面所や脱衣所の空いた壁面に、可動棚を設置するリフォームは、最もシンプルかつ効果的な収納増設方法の一つです。

タオルや下着、洗剤のストックなど、様々なサイズの物を収納できるため、棚の高さを自由に変えられる可動棚は最適です。

扉を付けずにオープン収納にすることで、タオルの出し入れがスムーズになり、通気性も確保できます。

洗面台周りのデッドスペース活用

洗面台周りのデッドスペース活用

洗面台と壁の間や、洗濯機の上部など、デッドスペースになりがちな空間を有効活用します。

洗濯機の上部に吊戸棚を設置したり、洗濯機の横に細長い隙間収納を造作したりするリフォームが可能です。

洗面化粧台の交換時に、鏡の裏側にも収納スペースがある三面鏡タイプにリフォームすると、細々とした化粧品などを隠して収納するのに非常に役立ちます。

クローゼットの内部リフォーム

既存の収納スペースを最大限に活用し、使い勝手を向上させるのがクローゼットの内部リフォームです。

衣類だけでなく、布団や季節用品など、大きな物も効率よく収納できるようになります。

押入れからクローゼットに

押入れからクローゼットに

和室の押入れは奥行きが深すぎて、手前の物しか使えず、奥がデッドスペースになりがちです。

中段を撤去し、ハンガーパイプや可動棚を設置するリフォームで、洋服や布団を効率よく収納できるクローゼットに生まれ変わります。

湿気対策として通気性の良い扉(折れ戸や引き戸)への交換や、内部に調湿建材を採用することも検討しましょう。

クローゼットを拡張してウォークインクローゼットに

クローゼットを拡張してウォークインクローゼットに

間取りによっては、隣接する部屋や廊下の一部を間取り変更で取り込み、既存のクローゼットをウォークインクローゼット(WIC)に拡張することもできます。

ウォークインクローゼットは、衣類をハンガーに掛けたまま収納できるため、衣替えの手間が軽減され、衣類の一覧性が高まります。

人が出入りできる通路(最低60cm〜80cm程度)の確保と、L字型やコの字型の効率的なハンガーパイプ・棚の配置がリフォームの鍵です。

ウォークスルークローゼットとは

ウォークスルークローゼットとは

ウォークスルークローゼット(WTC)とは、収納スペース内に二つ以上の出入口があるタイプのクローゼットです。

例えば、寝室と水まわり、玄関と水まわりなどの両方から出入りできるようにリフォームすることで、着替えの動線がスムーズになり身支度が非常に効率的になります。

特に家事動線を重視したい場合に、間取り変更を伴うリフォームで検討したい収納形態です。



収納のお悩みを解決するリフォームは、単なる荷物置き場の増設ではなく、日々の生活を快適にし、家事の負担を軽減する、暮らしを豊かにするための投資です。

今回ご紹介した具体的なリフォームのアイデアやポイントを参考に、ご自身の住まいに最適な収納の形を見つけてください。ドリームリビングでは補助金に関する相談も受けておりますので、お気軽にご相談ください。

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